ご挨拶

2016年12月、埼玉県内の工業団地工業会や工業団地連絡協議会などを正会員とし、また多くの協賛企業を賛助会員として、彩の国工業団地連携協議会を設立いたしました。

その趣旨は、まず県内の工業団地間の情報交換を一層活発にすることです。そして、各行政機関(国、県、市町村)などとも連携しつつ、工業団地が抱えるさまざまな課題に対処するとともに、工業団地に立地する各企業の事業拡大にも貢献できるようなさまざまな事業展開を行いたいというのが設立の目的です。

近年、社会経済状況は大きく変化してきています。従来よくいわれてきた少子・高齢社会の到来や経済のグローバル化、世界規模の地球環境問題などにとどまらず、さらに大きな社会システム変革の波が押し寄せてきています。

一つは、5G(第5世代移動通信システム)時代の到来、さらには AI(人工知能)を駆使した IoT(物のインターネット)や自動運転、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)技術の普及といった第4次産業革命ともいわれる新しい社会の出現です。

またもう一つは、働き方改革などに象徴される新たな社会制度への移行です。

これらは、多かれ少なかれ、すべての企業に影響を与えざるを得ません。だからこそ、各企業、各工業団地が今まで以上に活発に情報交換などを行うとともに、各企業間での交流事業やコラボ事業が求められているのです。

当協議会は、さまざまな協賛企業の皆様にもご協力いただき、従来の取組みの枠を超えて、より一歩踏み込んだ形での情報交換、事業展開を目指しております。どうか、当協議会設立の趣旨をご理解いただき、各企業の皆様方の当協議会へのご参加、ご支援を心よりお願い申し上げます。